アーヂ島
Public Relations100年後に訪れる子供たちへ

100年後に訪れる子供たちへ

世の中は目まぐるしく変化しています。これからももっと変化していくでしょう。その変化を止めることはできません。でも、どの時代に生まれても変わらないものもあります。それは「記憶と思い出」です。

「記憶と思い出」は過去のものです。時代背景によって様々ですが、「記憶と思い出」には、喜怒哀 楽すべての要素が備わっています。ゆっくりと「記憶と思い出」と向き合うと、どの要素も“切なさ”という感情となって甦ります。過去を振り返ることは“切なさ”という豊かで幸せな感情となる のです。

目にした景色や、聞こえてくる音、懐かしい匂いに、頭の中でもう一層、恋の終わりや、自分の終わ
りを重ねて“切なさ”を感じてしまう。実はこれ、日本人だけが持つ感性なのです。それは日本人が持つ素晴らしい快感であり、ある意味傲慢でもあります。

暗さの上にある明るさ、はたまた、明るさの裏に見え隠れする暗さ。その明暗があるものに心惹かれ てしまうのかもしれない。順風満帆な幸せ物語でなく、救いようのない悲劇でもない、私たちは胸を ぎゅっと締めつける“切ない”物語が大好きなのです。私たちは、時代が変わっても、変わらぬ“切なさ”を島を通じて人々の「記憶と思い出」に刻みます。

さて、今日も蒸し暑かった1日の終わりが近づいてきました。夕暮れ時になったら窓を開けて、耳を澄ましてみましょう。オレンジがかっていく空の色や、どこかから聞こえる水の音が、あなたに“切なさ”を運んでくるでしょう。

アーヂ島は沖縄本島の南東に位置し、美しい海と豊かな自然に恵まれています。